
それまでも熱帯魚はずっと飼っていたのですが
どっぷりはまったきっかけはこの魚との出会いでした。
某ショップの展示水槽で、
ロージーテトラと混泳されていたこの魚を見たとき
なんと綺麗なテトラがいたものだ、と思ったものです。
実は手持ちの熱帯魚図鑑にもこの魚は掲載されていたのですが
実際に見てこそ気づいた美しさ、でした。
フォーク状に伸びたしっぽ。背中のフック状のひれ。
メタリックな青〜紫のグラデーション。
まさに皇帝の名にふさわしいテトラです。
この魚を飼い始めてからは
落としたくない一心で、前にも増して管理に気を使うようになったのですが
それが功を奏してか、繁殖してしまいました。
しかも気づいたのが、引っ越しの最中(汗)
転居先に設置後、
落ちた個体はいないか確認しているときに気づいたのです。
(ちなみに引っ越しは、当時は40センチ水槽を使用していたことと
(近所への転居だったので、水槽から水を1/3抜いた状態で移動しました
お陰で引っ越し後早々に
水槽まで、40センチから60センチに移行する羽目になりました。

今居るエンペラーのうち、買ってきた3匹以外は
同じ父母から産まれた兄弟ということになります。
そのせいか、水槽移行後は繁殖活動をしているのをあまり見なくなりました。
もっぱらオス同士の身内喧嘩です。
エンペラーテトラは非常に美しいテトラですが
人にお勧めできるかというと、そうでもありません。
まず個々の主張が激しく、縄張りを浸食するものを追いかけ回します。
うちのようなずぼら水槽でも繁殖してしまうのも問題です。
しかし物怖じをせず、手から餌をとりにきたり
覗き込むこちらを逆に覗きに、わらわらと集まってくる様は可愛いものです。